日本一の夢を決定する国内最大のソーシャルイベント「みんなの夢AWARD」の地方版として熊本初開催となった 「みんなの夢AWARDin熊本」。 会場の はあもにい多目的ホールには サポート企業・団体・個人をふくめ130名が参加。


熊本地震を経験したからこそ気づいた・解決したい社会課題の解決を目指すビジネスアイデアを持つ6人の女性起業家のプレゼンテーションは、多くの共感を得ました。
審査員による審査(共感性・社会性・具体性計画性・プレゼン力 各25点評価)と、会場のみなさんの投票による総合得点でグランプリと準グランプリを決定しました。

グランプリは「球磨焼酎粕を活用・処理コストを下げて人吉・熊本の力に」と、焼酎粕が光合成細菌の培養液になることを発見し、光合成細菌培養セット「くまレッド」を開発した古賀碧さん。地元人吉の資源を活用した環境にも考慮した培養セットで、農業・水産業に貢献したいという思い、さらには販路を海外にも拡大していくという構想をプレゼンし、大きな事業可能性と行動力、商品力が高く評価されました。

準グランプリは、資源作物エリアンサスの栽培・加工・販売を元受刑者の仕事として確立したいという思いを語ってくれた坂東喜子さんが獲得。
罪を犯してしまった人を社会が受け入れていく仕組みが十分でない現状が、再犯を生んでいるのではないか? と、犯罪加害者(元受刑者)の居場所と収入を増やすための事業を提案。誰もが失敗から学び前向きに人生を歩める社会を目指したいという熱い思いと、エリアンサスというほとんど未知の植物の可能性に期待が持て髙い評価につながりました。


ほか、おせっかいで独身者同士の出会いの場をつくり、地方の婚姻率を上げる「婚"喝”プロジェクト」事業を立ち上げると宣言した荒木直美さん。 イルカの聖地・天草の魅力を世界に発信! イルカと共生する未来をイルカと共に創るアイランドキャンパス構想を夢いっぱいに語ってくれた髙﨑ひろみさん。
宮本武蔵の「五輪書」ゆかりの地・熊本からオリンピックに向けて、地元の食材を活用したベーグルを製造販売する構想をプレゼンしてくれた縄田麻莉さん。
障がいがあっても、自分の特技を生かして自分らしく暮らし生きられる社会をつくっていくため、障がいのある方の就労を支援し、スキルを活かす仕事を生み出すNPOを立ち上げた原田文子さん。


それぞれの夢や具体的な事業プランに、会場からは多くの「ハートのいいね」カードや、協賛企業・団体からの共感プラカードが上がりました。


「女性の活躍、夢を持って行動することのすばらしさを感じました。熊本でいろんな仕事、可能性があることに大変興味を持てました」「ビジネスビジョンに共感できる部分も多く、みなさんの熊本のために、という思いが伝わってきました」「熊本がもっともっと元気になりそうだと思いました。今日聞いた夢が全部かなうといいですね」「私もなんらかの形でかかわっていきたいと思いました」「ハッピーな気持ちになりました」「サポート企業さんとのマッチングが進むことを期待しています」など、来場者からのご意見も。熊本の未来が楽しみになるような、期待感を持てる時間となりました。



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